<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 自詠老身示諸家屬>
<Format: 格式不明>
<Year: 2001>
<BookName: 漢詩をよむ　白楽天一〇〇選>
<Translator: 石川忠久>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 自ら老身を詠じ 諸もろの家属に示す>
<BookPage: 34>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
壽及七十五，
俸霑五十千。
夫妻偕老日，
甥姪聚居年。
粥美嘗新米，
袍溫換故綿。
家居雖濩落，
眷屬幸團圓。
置榻素屏下，
移爐青帳前。
書聽孫子讀，
湯看侍兒煎。
走筆還詩債，
抽衣當藥錢。
支分閑事了，
爬背向陽眠。
<End Poem>
<Translation>
わが寿は今や七十五年に及び、給料は五万銭をめぐまれている。われら夫婦は共白髪の日々であり、甥姪たちとも同居して年を送っている。美味な粥を作って新米を味わい、温かい袍は古い綿を入れかえたものだ。わが屋敷はだだっ広いが、幸いにも親族そろって団楽を楽しむことができる。
私はこしかけを白い屏風の下に置き、火ばちを青い帳の前に移してくつろぐ。そして孫が本を読む声に耳を傾け、侍女が湯をわかすようすを眺める。筆を走らせて知人に送る約束の詩を作り、衣を質に入れて薬の代金に当てる。 
このような何くれとない事どもをやり終えてしまうと、背中のかゆい所を搔きながら、日なたぼっこをしてまどろむのだ。 
<End Translation>
<Formatted Translation>
わが寿は今や七十五年に及び、
給料は五万銭をめぐまれている。
われら夫婦は共白髪の日々であり、
甥姪たちとも同居して年を送っている。
美味な粥を作って新米を味わい、
温かい袍は古い綿を入れかえたものだ。
わが屋敷はだだっ広いが、
幸いにも親族そろって団楽を楽しむことができる。
私はこしかけを白い屏風の下に置き、
火ばちを青い帳の前に移してくつろぐ。
そして孫が本を読む声に耳を傾け、
侍女が湯をわかすようすを眺める。
筆を走らせて知人に送る約束の詩を作り、
衣を質に入れて薬の代金に当てる。 
このような何くれとない事どもをやり終えてしまうと、
背中のかゆい所を搔きながら、日なたぼっこをしてまどろむのだ。 
<End Formatted Translation>